第14章 ごたいめん ◆
「あなたは驚くかもしれませんが、私は吸血鬼と共にしてるんです」
「!?···彩華も····?!」
「小さい吸血鬼ですよ、でも今日は友人の家に泊まりに行ってるので安心してください」
「····俺もヘンテコ吸血鬼とコンビ組んでるんです」
「それは楽しそうですね!私達似た者同士仲良くしましょ。」
「えっと····あの名前って···」
「先程呼ばれた通り、彩華です」
「彩華··さん(何が何だか分かんねーが···なんか落ち着く)」
ぐぅ
「げっ!///」
「お腹空きました?何か用意しますね」
「そ、そんな初対面なのに!」
「いいんですよーー。ゆっくりしてくださいね」
キョロキョロ
(部屋に盗聴器とかそんなのは見当たらない。むしろ··彩華と同じ匂いがするのは何故だろうか···)