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Bitter Sweet【DEATHNOTE】【L】

第17章 ライバル






次の日

大学に行き講堂でエルと隣の席に座る。

『ふふっ、やっぱエルの座り方面白い』

「これが一番落ち着くんです。ところで、講義が終わったら起こしてください。」

『えっ、聴かないの?』

「はい。今日の講義の内容はもう頭に入っています。ただとこうして学生気分を味わいたいが為に来ました。」

『ううっ…天才は違うね』

エルが瞳を閉じて眠り始めた。
やっぱりまつ毛長いなぁとエルの綺麗な横顔を眺める。

それからノートを開いて講義を聞き始めた。









暫く講義を受けているとふと隣に誰か座ってきた。

「」

『……!?に、ニア?』

ニアが私の右隣に座る。
おもちゃを机の上に置くと私を見てニコリと笑った。

「そちらの彼はが必死に講義を受けてる横でうたた寝ですか。」

……え。

なんか、ニア喧嘩腰なの気のせいかな…。

エルの方を見るとすやすや眠っていて、思わずホッと胸を撫で下ろす。

「私が教えてあげるのでノートを必死に取る必要はないんですよ」

『あ…えっと、ニアってもう大学来る年齢だっけ…』

「飛び級したんです。特別に入学できることになったんですよ。」

『わぁ…すごいのね、ニア。』

「どうも。、勉強で困ったらいつでも私を頼って下さい。」

突然、左隣に座っていたエルが鼻で笑った。

L「さっきから聞いていれば…ニア、何か勘違いしてるようだな。」

『お、起きてたの!?』

N「…どういう事です?」

L「お前の取ったノートを見てが講義内容を理解したところで意味はない。私は自身が自ら主体的に講義を受け要点を見出すところから勉強だと教えてきた。それを分かってないお前は完全に二流だ。」

N「何を言ってるんですか。学習の効率化を考えたら妥当でしょう。そもそもそのの隣で寝てた分際で偉そうに。」

L「生憎お子様とは違って大人には普段仕事があって__」

思わず二人の唇に両手の人差し指を同時に当てた。

『二人とも静かに!!教授が睨んでるから!!』

とりあえず…この二人が険悪なのは分かった…



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