第5章 ●独占欲と歪愛 Noin

薄いピンク色の乳首を口に含み、
ぺろっと舐めたり、むしゃぶったり
強弱をつけて刺激していく。

フィンのとじている太ももをひろげていく。
脱力してる太ももはマシュマロのように柔らかくて触り心地がいい。
太腿の内側を人差し指の指先でそっとなぞり上げる。
フィンの躰はぶるっと
身悶えしているかのように震えあがる。


乳房からから肋骨、へそ、下腹部に這うように
キスをおとしながら開かれた花のほうに
ノインは貪るかのように顔を埋める。


まだ誰にも穢されたことのない秘所は
薄いピンク色をのぞかせている。

さらに割れ目を人差し指の中指の腹で
押しひろげみる。
ぷくりと膨れた小さな花芯は
小刻みに震えているようにも見える。

ノインは貪るかのように秘所を熱い舌先で舐めはじめる。
フィンの躰がぶるぶると小刻みに揺れている。

段々と甘い蜜があふれてくる。

もっと味わいたい。
溢れてくる極上の蜜を一滴残らず、
余すことなく吸い取るように刺激していく。


だんだんと割れ目が濡れて艶を纏い始める。

自分の人差し指に唾を垂らしてから
フィンの中に指をそっと入れ込んでいく。

ぎゅっとしまっている肉壁が
俺の指を押しだそうと拒む。
ゆっくりと出し入れしながら、入り口をほぐしていく。

拒んでいた肉壁がどんどん柔らかくなる。
指が入りきったところで
激しくフィンの体が揺れた。

「・・・・ッ」
悲鳴にも聞こえる声が漏れた。


フィンの顔を見ると
今にも泣きだしそうな熱を帯びた目と視線が合った。



フィンはじっとして動かない。


自分の置かれている状況に理解したのか、
フィンの口が開きかけた、
強引に唇を重ねて塞ぐ。


舌を一気にねじ込んでフィンの舌に絡ませる。
よだれが口内で混ざり合う。
ぐちゅぐちゅとこもった水音と
苦しそうな吐息が部屋に響く。


フィンは俺の胸を腕で押すがきつく抱きしめた。

俺の指をフィンのなかが
キツく締まってぐにゅぐにゅと
押し出そうと動く。


押し出されないようにもっと深く指をうずめる。
深い部分を執拗に突いて刺激する。

唇の自由を奪いながらフィンの顔を見る。

真っ赤に肌を染めている、
フィンの瞳から涙があふれ出ている。