第21章 ●繋がる夜 Levi
フィンはリヴァイに触れられる度に躰の奥が物欲しそうにきゅぅッ…きゅうッと中が締まり熱く疼き出すのを感じていた。
まだ触れらていない下着は自分でもよくわかるぐらいに、濡れていた。
また失神して意識を失わないように必死にリヴァイのシャツにしがみ付くフィン。
突然掴んでいた手を外されてリヴァイの身体が離れた。
「リヴァイさん‥…?」
「‥‥おい、起きろ。」
リヴァイがごつごつとした固い腕が、軽々しく#NAME1の細い身体を抱き起こす。
「‥‥座れ。」
リヴァイはソファーの背もたれに深くもたれかかり、フィンは股の間にちょこんと座らされた。
フィンは火照った顔で不思議そうに首を傾げリヴァイの腕に手を添える。
「…リヴァイさん‥‥?」
「‥‥せっかくのワインだ、
両方味合わせろ。」
リヴァイの指先が紅いワインボトルに伸びていく。
「‥‥…口開け‥‥」
「へッ‥‥!?」
「汚すなよ‥‥」
リヴァイはフィンの紅くなった顔を覗き込みながらフィンの口元を掴み、口を開かせる。
「口開けろ。
汚すな。」
リヴァイの単調な口調の中に優しい声色が混ざる。
目の奥は喜々としているように、フィンには見えた。
フィンはリヴァイの視線に躰がしびれる。
フィンの口元に紅いワインが注がれる。
「‥‥ふッ…」
ごくッ‥‥ゴクッ‥‥‥。
フィンは赤く染まりきった表情をリヴァイに向ける。
リヴァイはどこか満足げに
「ほら、もっと飲め」
とワインを自分の口に含みフィンにキスをしながら流し込んでいく。
ワインと互いの唾液を混ぜ合わせる様に舌を絡め、リヴァイもゴクリと飲んでいく。
フィンは顔を傾け溢さないようにするが、紅いワインは簡単に小さな口元から零れ落ちた。
紅いシミがフィンのシャツを染めていく。
リヴァイの人差し指がツーーーッと
フィンの紅いシミを這う。
フィンの身体はピクっと揺れる。