第12章 12.●激しい夜 Levi
「逃げんなッ・・・」
リヴァイの人差し指と中指が大きく膨らんだ花芯を摘まみながら転していく。
「・・・・・ひゃぁんッ!」
たまらず悲鳴のような喘ぎ声をあげるフィン。
リヴァイが指の腹でフィンの花芯を擦りまわす。
「はぁんッ・・。。
リヴァイ・・・さ・・ん
・・・もうやめッ・・・」
フィンは快感に逆らえずリヴァイを受け入れるかのように太腿の力を緩める。
「体はずいぶん素直じゃねぇか、早く欲しいって言ってみろッ……」
リヴァイに囁かれた後に
「…………ふッ……アッ……あぁんッ!!」
とフィンは肉感的な声を出して躰を大きく弓のように仰け反って跳ね上げた。
「はぁッ……はぁッ……はぁッ………はぁッ…」
大きく乱れて呼吸をするフィンをみて
リヴァイは
「オイ・・・・まさかイッたのか・・・?」
と三白眼を嬉しそうに細めた。
「はぁッ……え…?……イく…?
…………はぁッ……」
フィンの顔は火が付いたように赤く染めあがっている。
頭からつま先まで全身が汗ばんでいて肌に艶がかかる。
さらさらのやわらかい髪の毛も乱れてきらきらと光を放っている。
何度か欲を吐き出すために女を抱いたことがあった。
そして前義も流れ作業でしたことしかなかった。
自分の手が他人の体液をつくことは潔癖症のリヴァイにとっては不愉快極まりない行為だった。
勝手に女が一人でに挿入時に絶頂させたことはあった。
こんなに高揚感を感じたことがあったか?
やはりコイツは違うな……
リヴァイは満足気に口元を緩ませた。
目の焦点が合っていないフィンの瞳を覗き込み
「・・・・・フィン」
と優しく名前を呼んだ。
フィンの瞳から
一粒のしずくが落ちる。
リヴァイはそっと頬に伝った涙を舌先で舐めとる。
「嫌だったか・・・?」
フィンの頬にリヴァイの男らしい手を添えられる。
フィンはリヴァイの目を見てゆっくりと首を横に振った。
フィンは体に力が入らず、脱力してソファーに横たわったまま深い眠りに落ちていった。