第20章 LOVE×中毒
・
巌勝さん、縁壱さん…ふふふっ…………
まゆ「早く着て♡」
黒死牟「あぁ、折角作っていただいたんだ。そうするとしようか」
さぁ、さぁ、さぁ、さぁ!この場で生着替えどうぞぉぉぉっ!むしろ生着替え推奨!!
まゆ「何で部屋に行くの?生着替えは?」
私は部屋に着替えに行こうとする巌勝さんの袖を、引っ張って引き止めた。魔族だから欲望に素直なの♡
黒死牟「ん?……生っ……んんっ?」
まゆ「あとさぁ~四着の内の一着は縁壱さんのなのよぉ♪早く着て!今ここで♡」
縁壱「えっ…私は隊士ではないが?」
義勇「まゆの顔が酷いことに……」
何で皆フリーズするの?
まゆ「私が、生着替えと二人の隊服姿を見たいから♡ダメ?」
そう言いながら上目遣いで首を傾げてみる。ムフッ♪
縁壱「私が隊服を着るのは良いが生着替えはダメだ。冨岡殿も居るのだから、最低限のマナーを守らねばならぬだろう?」
黒死牟「うむ…」
まゆ「むぅ…分かった。待ってる!!」
昔は着替えとか皆その辺でしてたじゃないのよぉ!だから私は見慣れてるのよ、殿方の褌一丁姿を。義勇も気にしないのにね~
縁壱「では着替えて来る」
黒死牟「良い子で待って居れ。冨岡殿、すまんな…」
まゆ「はーい♡」
義勇「(大丈夫)気にしていない。(見張っているので)安心してほしい」
何で見慣れてるのに見たいんだ、って?超絶愛する旦那と彼氏だからよ!!
黒死牟「頼んだ………」
二人は寝室に入って行った。ワクワクどころじゃないわよ!!ティッシュ用意しなきゃだわ!!
義勇「…お前の方が歳下みたいだな」
まゆ「二人の前ではね。これでも魔界では威厳タップリのよ?」
義勇「…………」
『絶対に嘘だっ』って顔しないでもらえるかしら…言いたいなら言って!言葉に出しましょうよ!言葉大事ぃ!!
真性ドSの部下には踏み付けられるけどね。『あれっ、私が上司じゃなかったっけ!?違うかもしれない…』って自分の存在を疑う時はあるけど………あははははは
・