第20章 LOVE×中毒
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槇寿郎「本当にまゆは上司か?」
縁壱「それは間違いありません。しかし、まゆは少しだけ抜けてる所がありまして、それが私達兄弟には可愛いのですが…一ノ瀬殿には……」
巌勝さんと縁壱さんから見ても抜けてるのね…初耳だわ
槇寿郎「よし、俺は帰る。瑠火が心配しているだろうからな!」
黒死牟「お疲れ様でした。今日は、ありがとうございました。冨岡には私から話ます故、ご心配なさらず…」
まゆ「母上と千寿郎によろしく言っといてね!」
縁壱「お構いもせずに申し訳ない。また、いらしてください」
父上は私達に「またな」と言ってダッシュで帰って行った。気を使わせちゃったかしら
まゆ「ところでアンタどこ行ってたわけ?」
一ノ瀬「白澤殿の所に人間向けの薬の相談にな。人界で手に入る材料で調合せねばならぬだろう?牛頭や馬頭の角などは地獄に行かなければ手に入らぬ。そんな物を使えば、この先に人界薬学の発展はない」
黒死牟「一ノ瀬殿は、そこまで考えておられるのか…流石です。我々とは視点が違う」
巌勝さんが、一ノ瀬の言葉に感動してるわ!本当に感受性が豊かなのよね♪
縁壱「一ノ瀬殿、夕餉は食べられましたか?」
一ノ瀬「あぁ、向こうで白澤殿と済ませて来た。気を遣わせてしまってすまない」
黒死牟「では寝ようか…明日は冨岡に話がある故…早く寝室へ行こう!」
巌勝さんは私の腕を掴み、熱っぽい表情で見詰めてくる
あぁん巌勝さん♡そんなに見詰めちゃイヤ♡
一ノ瀬「状況は何となく分かった。では部屋に行くとしよう。おやすみ」
一同解散で部屋に向かうが、縁壱さんも一緒に部屋に入って来た。私は歓迎だけど、巌勝さんは如何かしら
黒死牟「縁壱も来るのか?」
縁壱「私も見たいです」
黒死牟「むっ…お前も資料が欲しいのだな…仕方あるまい…」
まゆ「散々私を抱いたくせにぃ」
巌勝さんの反応が意外だったわ!と、言う事は夫と彼氏の前でストリップターイム!!うん、まぁ恥ずかしいわね…私にも羞恥心はあるのよ?多分…
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