第19章 番外編【MISSION義勇の心を救えっ!!】
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でも大丈夫!四百年前にも男の子の隊士と相部屋なんか何回もあって、一人で連れ込み宿に泊まれるという超高等スキルを身に着けたし♪それは全く関係ないけど(笑)
義勇「まゆ…俺は最終選別を突破していない」
まゆ「したでしょ…」
義勇の話を聞いてみると、左近次が言っていた通りだった
義勇「その時、俺は腰を抜かしていた。だから俺は弱い」
まゆ「鬼が怖いのは当たり前だし、私は義勇の強さを見たよ」
上手いこと言えないなぁ…どうしたら義勇が元気になれるのか私には分からない。だけど、傍に居ることは出来るから…
義勇「でも俺は!俺は錆兎に全て任せっきりだった!」
まゆ「今からよ!義勇は何の為に鬼殺隊に入ったの?自分の様な悲しい思いする人を少しでも無くしたいからでしょ?弱いと思うのならば強くなれ。ぐだぐだと言っている場合ではない!!」
ちょっと言い過ぎかしら…
義勇「そうだな、すまなかった…」
まゆ「ふふっ、心が弱くなっちゃったら私が気合い入れてあげる(笑)」
義勇「ありがとう。でも今日は…」
そういって義勇は私の膝に頭を乗せてきた。可愛いなぁもぉっ!可愛い義勇おかえり♪
まゆ「そのまま寝ちゃって良いからね」
義勇は頭だけを動かして返事をした
あっ、そうだ。雅勝も小さい頃は、こんな感じだったわ!縁壱さんにコテンパンにやられて無言で膝枕要求してきたのよね(笑)
義勇寝ちゃった!まっ、これで少しは前向きになれると良いけど…中々難しいかしらね
カーテン越しに射し込む朝の光で目覚めると、如何やら布団で寝ていたようで…
まゆ「う〜ん…」
義勇にギュッてされてた
まだ子供だもの、人恋しかったのね…
まゆ「朝餉までもう少し寝よっ」
寝たふりをしていた義勇が顔を紅くしていたのを、私は知る由もなかった…
【番外編END】