• テキストサイズ

第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第39章 東西異同


貴方「....お互いどうやら上司が能天気なようですね」

ベルゼブブ「お前んとこと一緒にすんな
サタン様は偉いお方なんだ」

鬼灯「.....その忠誠心には日本との違いを感じますね」

ベルゼブブ「そうか?日本人ってクソマジメで己を殺してるイメージないか?」

貴方「.....日本人は全員忍者の末裔なんですよ」

ベルゼ「マジで!?やっぱそうなの!?」

貴方「.....まァそれは冗談として......日本人は自分の仕事を「極める」のが割と得意です」

鬼灯「こだわりが強いですから自分ルールをよく作りますし、それイコールクソマジメと言えます」

鬼灯「ただ....これは私個人の意見ですが、個人のこだわりが強い分 絶対的な忠誠心は薄い民族だと思います」

ベルゼ「......うん。お前らは特にな」

鬼灯「個人のスペースを保ちつつ漠然と群れるのを好みます」

貴方「面白い話があります」

貴方「これは私たちが現世のヨーロッパへ出張した時
現地のガイドさんに聞いた話ですが…」

団体旅行にて

ガイド《2時集合ですよ》

ドイツ人は全員何が何でもキッチリ5分前に戻ってくる

イタリア人とスペイン人は集合時間の度に半分に減っていく
原因:女ナンパしてそのまま帰って来ない、勝手に好きな所へ行ってしまう、迷子

貴方「なるほど 」

鬼灯「では日本人は?」

ガイド《日本人はねえ〜》

みんな知人という訳でもないのに誰かが遅れたら必ず律儀に待っている

ガイド(…なんでそこまで?)

ベルゼブブ「…遅れたら置いて行く
なんて当たり前だろ?」

鬼灯「私は置いて行きますが日本では「厳しい」と言われがちですね」
/ 214ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp