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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第30章  一寸だった法師


一寸法師「…ああ鬼灯さんと瓜美さんか。死後の裁判以来だなアー。そうだ、アンタら鬼のトップだろ?打出の小槌の行方知らない?」

鬼灯「打出の小槌ですか?」

一寸法師「俺と姫の死後は地獄に回収されたって聞いたんだが……」

鬼灯「…………確かにあのテの不思議道具がヒトの手に渡るとロクなことがありませんので……江戸の頃からなるべく回収するようにしてますね」

貴方「まァ現世に残る物もありますけど……三種の神器とか……」

一寸法師「アレって不思議道具なの!?」

鬼灯「アレ、三つ揃えて不思議な力こめると物凄い英雄召喚できるんですよ」

一寸法師「マジか!?何呼べんの!?」

鬼灯・貴方「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)……」

一寸法師「それは…ちょっと見てみたいけど…!?」

一寸法師「うん…まあそれはいいや…何か小さくなる道具はないの?」

鬼灯「そんなに小さく戻りたいんですか……。あっではいっそ上と下から圧をかけて一寸に戻しましょう!」

名案!といわんばかりにパチンッと指を鳴らす。

一寸法師「それじゃ身長は一寸でも幅はやけに太くなるだろ!「ナイスアイディア」みたいな顔やめろ!!」

貴方「じゃあ…巨人の国に行って形だけでも小人風になるとか……」

一寸法師「あっ…案外妙案だけどどこにあるその国!?」
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