第30章 一寸だった法師
仔犬「ご…ごめんね…」
シロ「一寸法師が壊れた!!」
シロと仔犬達を後ろに庇って瓜美は金棒を構え体勢に入り鬼灯が金棒で殴ろうとした時、桃太郎と芥子がやって来た。
桃太郎「うおっどうしたよ!?」
一寸法師「?!」
シロ「!」
鬼灯「あっ、いいところに……」
ピタッと鬼灯が止まった。
シロ「?」
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桃太郎「……………………わかるわかるよ~~くわかるっ」
桃太郎「「桃太郎だから頼めばやってくれるよ」とか「桃太郎らしくして」とか……」
一寸法師「わかるっ!!俺もさあ~…」
切り株に座り会話する桃太郎と一寸法師。どうやら一寸法師は落ち着いたようだ。
鬼灯「要は同じ境遇の人がいなくてさびしかったんですよ。もう大丈夫でしょう」
一息つくシロ。
桃太郎「しかし鬼退治で有名な俺達が揃って鬼の世話になるとはなあ……」
一寸法師「あ…ホントだ…」
芥子「私はタヌキ退治です」
シロ「…ところで打出の小槌は実際どこいったのかな?」
貴方「閻魔大王がうっかり尻の下に敷いて壊しちゃったんです」
瓜美がこっそりと教えてくれた