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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第30章  一寸だった法師


原典 御伽草子より。姫を一目見て…

一寸法師「(ウオオオオオオオ俺の女にする!!!)」

一寸法師「(……しかしこのサイズじゃ嫁にはくれんだろうな~…)」

そこで一計。姫が寝ている隙に彼女の口元へ米粒をつけ一芝居。

一寸法師「姫が俺の米を奪ったよう~」

父である宰相殿はそれを信じブチキレて娘を殺そうとするが、一寸法師が宰相殿を宥(なだ)め彼の執り成しで追放という形に収まる。
こうしてまんまと姫と共に家を出るのだ。

一寸法師「姫、俺がお守りしますよ」

姫「?…ありがとう?」

そして鬼に遭う→倒す→大手柄→宮中へ→中納言に……となる。


鬼灯「本来は地獄逝きですがね。彼の境遇や姫が怒っていないことから情状酌量となり私がここで働くよう命じました」

一寸法師「………………?」

貴方「苦労も多いのにまた小さくなりたいんですか?」

一寸法師「何なんだよ!?人の独り言盗み聞きすんな!」


※原文には「いかにも失ふべし」とあり、この解釈は「殺そう」という説と「失踪させよう」という説があります。
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