• テキストサイズ

マギ短編集*シンドリア*

第2章 隠れんぼ*マスルール*




そこに着くと、ガサッと思いっきり
木を避ける。


『キャアッ!?あ……マスルール!』

マス「……何してんスか」

『え?あ……いや、童心に還ろうかな~っと……』


あはは……と笑う彼女は
シンドリアの文官であり、
俺の愛しい彼女、コト。


マス「童心って…ついこの前まで子供だったじゃないスか」

『あ、ひどーい!そんな事言ったら、マスルールだってそうでしょ?2つしか変わらないんだから!』


プクーッ、と頬を膨らます。
そんな所が、子供だと言ってるんスけど……
ま、可愛いから……


マス「……それは、そうッスけど。それより、ジャーファルさんが探してましたよ」

『本当?そっか、そろそろ戻らなきゃなぁ』


マス「…コト、なんで隠れるんスか?」

『ん?いや、なんとなく……』


いつも聞いてるこの事は
毎回はぐらかされる。

とは言え、こう何時までも隠れていると
仕事にも支障が出始めるし
何よりもジャーファルさんからのお咎めが
恐ろしいから…………



今回こそは、注意をしようと思う。









/ 14ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp