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R18夢専用 ♡ 濃蜜ドロップス

第2章 ♡アラブの王様に飼われるお話♡


***


ふわりと身体が軽くなったような気がした。

あれほど全身が熱かったというのに、今は冷たい風に包まれているような気がする。

暗闇の中にあった意識がゆっくりと戻ってきて、自然と瞼が開いた。

ぼやけた視界がしだいに鮮明になってきて、綺麗な天井が見える。

どうやら自分は天井の高い部屋で、フワフワとした何かの上に寝かされているらしい。



「目が覚めたようだな」



自分の身に何が起きたか分からずにボーッとしていれば、唐突に声を掛けれた。

驚いて扉の方を見てみれば、そこには白く長い服を纏い頭から布を被っている男が立っている。

男は神経質そうな顔をしながら私に近付いてきた。


「ここはアライム帝国──ライール殿下の宮殿だ。お前は亜種だな。名前は?どうして砂漠に捨てられていた」


男の言うことはまるで呪文みたいで、グルグルと記憶を巡らせる。



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