第1章 ♡うちの姪がビッチすぎて困る♡ 完
加賀美 透(かがみとおる)は困惑していた。
「────………あん」
今、自分の背後で何が行われているか。
「ん……蒔田さぁん……」
「しーっ…声押えて、加賀美さんが起きちゃうよ?」
押し殺したふたつの声。
片方は子供を宥めるような……もうひとつはその〝子供〟から発せられる淫らな吐息。
「ぁ……でも、我慢できな、い…のぉ…んんっ」
「エロい子だね……可愛いなぁ。こっちも触ってあげる」
寝惚けた俺の耳に今度は、くちゅくちゅという濡れた音が流れ込んでくる。
「ここ、気持ちがいい?」
「ん……きも、ちぃ……あぁ…」
「やらしい顔。こんなに濡らして我慢できないの?」
「はぁん…も、いきた………」
なんだこれ…………
状況が理解できない俺はソファに横たり目の前の壁を見つめたまま、身体を硬直させていた。
「あ……いっちゃう………あん♡」