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【鬼滅の刃】ウタカタノ花~血戦編

第4章 無限城<弐>


時間は少し遡り。

善逸は鬼の気配が満ちる空間の中を、ひたすら前に進んでいた。

いつもなら怖い怖いと泣き叫び震えているはずだが、そんなものは微塵も見せず、ただ険しい表情で足を早めている。

その理由は、善逸が悲鳴嶼の下で修行をしていた時に、鎹雀のチュン太郎が運んできた手紙だった。

そこには、善逸のである桑島慈悟郎の訃報の報せが書いてあった。

しかもただの死ではなく、自害だったとのことだった。

驚き狼狽する善逸は、手紙を読み進めて行く中で慈悟郎の自害の理由を知った。

それは、善逸の兄弟子である獪岳という時間は少し遡り。

善逸は鬼の気配が満ちる空間の中を、ひたすら前に進んでいた。
いつもなら怖い怖いと泣き叫び震えているはずだが、そんなものは微塵も見せず、ただ険しい表情で足を早めている。

その理由は、善逸が悲鳴嶼の下で修行をしていた時に、鎹雀のチュン太郎が運んできた手紙だった。
そこには、善逸のである桑島慈悟郎の訃報の報せが書いてあった。

しかもただの死ではなく、自害だったとのことだった。

驚き狼狽する善逸は、手紙を読み進めて行く中で慈悟郎の自害の理由を知った。

それは、善逸の兄弟子である獪岳という男が鬼殺隊士でありながら鬼となり、その責任を取って慈悟郎は介錯もつけずに、自分で喉も心臓もつかずに長い間苦しみ抜いてこの世を去った。

それを知った善逸は、必ず獪岳との決着をつけなけばならないと決心した。

その"音"がこの無限城の中で聞こえたのだ。

「許さない・・・、アイツを・・・。絶対に許さない」

善逸の怒りに満ちた小さな声は、鬼の耳障りな呻き声に消えていく。

それでも、善逸は足を進める。けじめをつける為に・・・
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