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愛は呪いと共に 呪術廻戦

第1章 合コン行ったら元カレにバッタリ遭遇したお話



『私お酒に強い人好きなんだけど、悟さんが沢山飲む姿を見てみたいな』


自他共に認める最強の唯一の弱点はアルコールだった。
下戸な悟はお酒の一滴すら飲めない。
逃げられないなら、お酒を沢山飲ませて他の女に持ち帰ってもらえばいい。
良心が少し痛んだけれど、自分の身の為だ。何かを犠牲にするのは仕方ないと自分に言い聞かせ勝手に注文しては、悟の目の前に置いた。

『悟さん、はいどーぞウイスキーです』
「私も五条さんの飲む姿見てみたいです!」

自分の勝利を確信した私は自然と口角が上がるのを感じた。
女からの期待に応えなきゃ
男が廃るってもの。さぁ、どうする?

悟は目の前のあるお酒を見て、にこやかに笑うとお酒を私と隣の男の目の前に置いた。
「僕、アルコール苦手なんだよね~だから、勿体ないから3人でちゃんと飲んでね」

わざとアルコール度数が高いもののにしたのに…。
私が今の状態でウイスキー飲んだら絶対酔いつぶれる。
そう思って、飲めないと断ろうとするも悟が飲むまで帰さないからという一言で
飲むことしか許されない私は観念した。
グラスに注がれたタプタプの液体を根性で一気に飲み干す。
まさか、自分自身に返ってくることになるとは。




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