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愛は呪いと共に 呪術廻戦

第1章 合コン行ったら元カレにバッタリ遭遇したお話



「ねぇ、そこのお前、僕と席替わりなよ」

「っ…後から来たくせに偉そうに言ってんじゃ…ひっ」

悟は私の正面にいるモブAに向けて吐き捨てるように言い放った。
モブAは口答えしようとしてたが、悟の一睨みに怯え空いてるイスに座り直した。
先程まで面倒だと思っていた相手だが、少しばかり気の毒だと思ってしまう。

「ひさ『初めまして、です、よろしくね』………初めまして、僕は五条悟…悟って呼んでね」


最悪だ。まさか、こんなところで悟に再会するとは。
普通に再会するならまだしもよりによって合コンでなんて、気まずくて息が詰まりそうだ。

何としてでも、幼馴染に元カレと知られるのは避けたかった。
根掘り葉掘り聞かれるのが、火を見るより明らかだからだ。
きっと、どういう経緯で知り合って
何年付き合ったのか聞かれるし、
何より紹介するのがめんどくさい。
私の知らんところで、幼馴染や他の女と付き合うのは勝手だが、私を極力巻き込まないでほしいのだ。

それに一方的な別れ方をしたのだ、きっと怒ってるはず。
そう思った私は、初対面だと装い
早くなんとかして抜け出そうと目論む。
悟も私の意図を汲んで初対面だと合わせてくれた。


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