第2章 後ろの正面だあれ?
「も僕のこと好きになりかけてたでしょ?なら、両想いってことでお付き合い始めちゃう?」
『っふざけないで…っすぐにっぁっ離してっンぅ…くださいっ』
「強情だなっ…ま、僕は逃がす気ないんだけどっ!」
語尾を強くしたと同時に、奥底を強く打ち付けられて、ぴしゃと五条先生に体液が飛ぶ。
「潮吹くほど、気持ち良かったの?…素直じゃないんだから~」
遅れて2、3回腰を動かした五条先生は短く呻くとまた私の膣内を白濁液が汚した。
なんだろう。悲しい気持ちも、苦しい気持ちも、恐怖もなにもかも感じない。
プツリと何かが途切れた音がしたのはきっと気のせいじゃない。
感情を失くした人形のように、
五条先生が気がすむまで体を揺さぶられた。
もう、私には何も感じない。