• テキストサイズ

【進撃の巨人】月と青い鳥

第8章 いたずらっ子



時計は午前3時を過ぎていた


「イヤだよ…誰かきたらどうするの!」


男湯に連れ込まれて私は駄々をこねる


「こんな時間に風呂に入る奴はいねぇよ」

リヴァイはさっさと服を脱いでしまった

「久しぶりに髪を洗ってやる 好きだろ?」

確かにリヴァイに髪を洗ってもらうのは大好きだ…地上に来てすぐに兵舎に入ったから数ヶ月は一緒にお風呂にも入っていない

無言で悩んでる私にリヴァイは後ひと押しと思ったのか


「俺がカナコに甘えたいんだよ…ダメか?」


ずるい そんな事言われたらダメっていえない

呆気なく私はリヴァイの策に落ち誰もいない男場に足を踏み入れた


リヴァイは先に湯槽に体を沈めていた


「仕舞湯だろ体洗って入る方が気持ち悪るいカナコも先に浸かれよ」


ボイラーの火はもう落としているから少しぬるいお湯になっていた
でも擦り傷のある私には丁度よくて傷にしみない

傍に行くと寝そべるように浸かっているリヴァイの上に乗せられ胸の下に腕が回る 地下街の浴槽は2人で入るのにいいサイズだったけど 兵舎の浴槽は広いから不安定で体の置場がない

リヴァイは寝そべるのをやめて 体操座りなり私を引き寄せた

体はイザベルが拭いてくれたけど髪は暴行を受けた日から洗っていない いつもの癖のない髪は汗や脂でベタついて泥や血で所々固まっていた

リヴァイは優しく手でお湯を掛けながら固まっている髪を解してくれる

体を密着させ見つめられながら大好きなリヴァイからそんな事をされれば 私の胸のキュンキュンは止まらなくて溢れてしまいリヴァイの頬に何度もキスをした

甘い空気は糖度を増してキスは頬では我慢出来なくなり 私から積極的にリヴァイの唇にキスをする


「んっ…ん…」

声が漏れる頃にはリヴァイの両手は私の後頭部を掴みキスは深くなっていた


数時間前にリヴァイと深く繋がったと感じていた体は たがが外れたように熱くなってくる


「カナコ…今はここまでにしよう」


暴走している私の性欲にリヴァイがストップをかけた それでも止まらなくてリヴァイの首に吸い付きながら自然と腰が揺れてしまう


「淫らな私はキライ?」


どうしようもなく体の奥から湧き出す疼きに涙が溢れる


「どんなカナコも好きだ でも少しだけ我慢してくれ 体を綺麗にして部屋に戻ったら抱き潰してやるよ」


/ 172ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp