第8章 いたずらっ子
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「くっ…は…はぁ…」
精を全部出しきるまでカナコの体にしがみついた 体を貫くような快感に俺の体が震える こんなに深く堕ちたのは久しぶりで息が上がった
挿入してからすぐに精を吐き出してしまいカナコには悪いと思ったがカナコの中の締めつけがきつくイッた後と同じように痙攣している
出しきって 張りのなくなった欲を抜き イザベルが置いていったタオルで2人の体液を拭いた
「病み上がりなのに悪いな」
「大丈夫…私も欲しかったから」
呼吸が落ち着いたカナコがピッタリとくっついてきて ふにゃふにゃと笑う
この笑顔を失うと考えただけでこんなにも心を掻きむしられるとは思わなかった
知らない奴にカナコの命を捕られるくらいなら自分の手で殺し…カナコの血を啜り俺の体の一部にしてやりたい…異常なまでの感情に身を焦がしそうになる
俺の胸に額を付けてカナコの言う「リヴァイ吸い」をしていたカナコはいつの間にか寝息をたてていた
その深い呼吸とカナコの鼓動が体に伝わり 荒れた心が凪いでいく
2人の鼓動が重なった頃に俺も眠りに落ちた
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ふと目を覚ます大好きな人に包まれていた しなやかな筋肉のついた体からは汗の匂いがして目覚めたばかりなのに体が熱くなる
月明かりに浮かぶ寝顔はとても綺麗で 時々こんなにも綺麗な人が私を宝物と言って愛してくれるのか分からなくて不安になる
でも今日はそんな不安は無かった
数時間前に体を重ねた時にリヴァイと今まで以上に深い所で繋がっている感覚がして体も心も震えた それはリヴァイも同じだったみたいで奥で果てた時に 私にしがみつきながらリヴァイも震えていた
あの出来事はこの日の為にあったのかもしれない…って思うほど 体と心が深く溶け合って重なった気がしてふわふわと幸せな気分になる
少し体を動かすと中に残っていた体液がお尻へと流れていく
トイレに行く為に起き上がり部屋着を羽織るとリヴァイが目を覚ました
「どうした?」
「トイレに行ってくるね それにお風呂にも入りたいから…リヴァイは寝ていいよ」
自分でも分かる位に私の体は汗臭い イザベルが毎日体を拭いてくれたけど 髪はベタベタして気持ち悪かった