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【進撃の巨人】月と青い鳥

第8章 いたずらっ子



「口はまだ痛てぇだろ?」


「痛いから…優しくしてよ」


リヴァイはフッと笑いチュッと柔かく唇を合わせた

「足りない…もっと…」


何度もキスをしていると 次第にお互いに息が浅くなり顎が上がり深いキスをねだる

リヴァイが私の上になり首を舐めた


「塩っぺえな…カナコの味がする」


「もう…ヤダ!リヴァイの馬鹿!」


「だから悪くねぇって言ってるだろ」


身をよじって抵抗すると リヴァイは楽しそうに首に舌を這わす

2人でベッドの上で猫のようにじゃれあうと 彼の温もりと匂いに体が解れていく気がした


「リヴァイ…舌だして」

向かい合わせになって私は舌を出す リヴァイは少し目を丸くしたけど綺麗なピンク色の舌を出してくれた


その舌に吸い付くように私はキスを深くしていく 口の中は何ヵ所か切れていてまだ痛いけど あの時に捩じ込まれた舌の感触を忘れたくて 愛しい人の舌に自分の舌を絡める

次第にリヴァイが主導権を握り私の息が上がってきた頃に唇が離れた


「本当は何をされたんだ?」


リヴァイが親指で頬を拭った その時に私は自分が泣いている事に気付いた

リヴァイが私を抱きしめたのと同時にコンコンとイザベルのリズムの音がして扉が開く


「なんだよイチャイチャしてんのか?」


「腹がふくれたら眠くなったみてぇで 添い寝してやったら眠っちまいやがった」


「体拭いてやろうと思って…タライ持ってきたんだ」


「ありがとな 俺がこのまま一緒に寝るから 今日は兵舎で寝ていいぞ カナコが起きたら体も拭いてやるから」


イザベルのちょっと不満そうな声が聞こえたけどタライを置いて部屋を出て行った










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