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【進撃の巨人】月と青い鳥

第8章 いたずらっ子



『綺麗な足だな』

背後から声をかけられて体がビクッと跳ねた

振り向くと2人の団員がニヤニヤと笑っている

イヤな感じだ…洗濯をするからカーディガンは脱いでて私はノースリーブのワンピースだけ着ている ベルトを外して元の丈に戻した


『ありがとうございます じゃあ失礼しますね』

洗濯物を抱えて2人の横を過ぎると 腕を掴まれた


『あんた…幹部と寝てるんだろ?』

『いいえ そんな噂があるのは知ってますけど嘘っぱちですよ ただの書類係です』


お酒臭い…酔っ払いはちょっと面倒だ 話しは通じないし しつこく絡んできそうだな…早く部屋に帰ろう


『あの…洗濯物を干したいので手を離してもらっていいですか?』


『足…綺麗だったよ』


『ありがとうございます』


『体も綺麗なのか?』


『あの…腕が痛いです お願い離して…』


『いいね その声』

腕を掴んでいた男が私の二の腕をペロリと舐めた


『ヤダ!やめてよ!』


叫ぶと同時に首を殴られて目の前が暗くなった


























目が覚めると冷たい石の床に転がされ手は私のベルトで後ろ手に拘束されて上手く身動きがとれない

月が明るいから2人の団員が私を見ているのがはっきりと見えた

「やっと気付いたか…意識が無いままでもよかったんだが やっぱり反応があるほうが興奮するだろ?
さて…俺が先でいいよな?」


茶色の髪の男がにじりより私の髪に触れる 一瞬で肌が粟立ち震える


「いいね…おびえる女は可愛らしいよな 泣いて喘いでもいいぜ 俺達以外誰にも聞こえないから 3人で朝まで楽しもうぜ」


髪を乱暴に掴まれキスをされ舌を深くねじ込まれた
その舌を思い切り噛むとお腹を殴られ口が開く

「このバカ女が!」


今度は顔を殴られて痛みで顔が痺れる


「思い切り噛みつきやがって!」


また殴られて鼻血がボタボタと流れる


「次は俺なんだぞ 血まみれにするな 萎えるだろうが!」


胸元にナイフが当たり服が切り裂かれて胸が露になる


酔って力の加減ができていない兵士に殴られた痛みで意識が朦朧として開けているはずの目も景色が歪んで見えた

それでも足をバタバタと動かして抵抗したけど首を絞められながら

「殺すぞ」

耳元で脅されると恐怖で動けなくなった



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