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【進撃の巨人】月と青い鳥

第14章 夏仕度




収穫した野菜を厨房に持って行くと昼食か夕食のサラダに使ってくれる

それが嬉しくて早く成長する野菜の種を市場で聞いてラディッシュやルッコラの種を買った その時に売れ残りのオクラの苗をおまけでくれた

植えるには遅いと思ったけど店の人が言うには「ギリギリ大丈夫」らしい






畑用の作業服を着て タオルと水とリンゴ を袋に入れて中庭に向かうと途中にある洗い場でナナバが洗濯をしていた


「カナコは今から花壇の手入れなの?」

「うん 制服の仕事は終わったから天気もいいし今から中庭で雑草抜きだよ ナナバは洗濯?」

「うん―うちの班は準備も点検も終わって ミケさんが好きに過ごせって言ったから 溜まった洗濯物を片付けてるよ」



ナナバと少しおしゃべりをして中庭に向かった

















ちょっと目を離すと雑草はぐんぐん伸びて広がっている…

ラディッシュとルッコラの芽を雑草と間違わないように注意しながら もくもくと雑草を抜いていく

日除の麦わら帽子と首にタオルを巻いて日焼け対策の長袖長ズボンの姿はかなり暑くて 体温がこもるから水分補給をこまめにしながら作業を進める 全身が汗だくになりながらも雑草抜きの作業は終わった



木陰で涼みながらリンゴを噛る

井戸の水で濡らしたタオルで首を拭けば気化熱で少し涼しくなった 麦わら帽子を脱いで 濡らしたタオルを額にのせて 草の上に寝転ぶと重なる葉の間から木漏れ日がキラキラと輝いて綺麗だった

寝転んだまま行儀悪くリンゴを食べていると


「あははっ カナコ行儀悪いなぁ 手伝いにきたよー」


手足の長いナナバが短パンにタンクトップと長袖のシャツを羽織り颯爽と表れて 私を見下ろす

身長もあまり変わらないし私も手足は長いけど ナナバは鍛え上げているからスタイルがいい 肌を出しても健康的でなんか凄く男前だ


「ナナバの腰の位置…好き」

起き上がり うっとりとナナバを見た



「…カナコ時々変態がでるよね」


調査兵団に来て分かった事…私は筋肉と体型フェチだ

兵団の制服は立体起動の操作に邪魔にならない用にジャケットの丈が短くて 背中から腰にかけてのラインを隠さないから天国だったけど

今はジャケットを脱いでる団員が多くて…ベルトやら背中当てやらに日々萌えているのだ






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