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【進撃の巨人】月と青い鳥

第11章 リヴァイの選択



ハンジは 全裸の私を見てエルヴィンから隠す為に抱きついてくれたらしいけど エルヴィンの真っ赤になった耳を見れば確実に見られた事は分かった…


以前も男湯でエルヴィンに裸を見られたなぁ…これで2度目か…

ハンジに抱かれながら考えていると


「おい…これはどういう状況だ?俺はどっちを先に殴ればいい?」


リヴァイは食堂に昼食を取りに行ってたみたいでトレーをテーブルに置くと ゆっくりと距離を詰めてくる


どっちを先にって…2人とも殴るんだね…


「えっと…とりあえずエルヴィンは後ろを向いて隣の部屋に行ってくれるかな?ハンジは離れてくれる?服着たいから…
リヴァイはどっちも殴らなくていいから紅茶を…」


「……こいつらには淹れねぇ」


でしょうね…


「私が飲みたいの お願いします」



寝室から全員出てもらい 私は身支度を整える為に鏡を見ると 出発の日にリヴァイの首にかけた 万華鏡のネックレスがいつの間にか私の首に下がっていた








「ハンジ…興奮するのは分かるが勝手に部屋に入るのはダメだ!」


「エルヴィンにカナコの裸見せちゃって ごめんねリヴァイ…」


「問題はそこじゃねぇだろ!」


「執務室ならともかく寝室は…リヴァイとカナコは夫婦だぞ」


「繁殖行為はいいことだよ 人類の未来につながる」


「エルヴィン…この眼鏡殺していいか?」




会話が聞こえて思わず吹き出しそうになる


「殺しちゃダメだよ」



私服に着替えてリヴァイの隣に座る テーブルの上には2人分の昼食と昨日のカップが並んでいて エルヴィンとハンジには借り物のカップで紅茶を出していた




前に座る2人は珍しく私服だった


「制服以外の姿 見慣れないから新鮮」


「帰還後は2日間休息日になるからね だから大抵の団員は私服だよ」


昨日のリヴァイはいつもの癖で制服を持ってきたのか… 隣に座り不機嫌そうな顔をして紅茶を飲むリヴァイも1度兵舎に戻ったみたいで私服に着替えていた


「2人は昼食は食べたの?」


「あぁ…私とハンジはもう済ませた 2人は食べながら話を聞いてくれて大丈夫だ」


「分かった じゃあ遠慮なくいただきます リヴァイ昼食取ってきてくれてありがとうね」


両手を合わせて「いただきます」をした




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