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【進撃の巨人】月と青い鳥

第11章 リヴァイの選択



目が覚め顔を上げると あどけない顔をして眠るリヴァイの顔があった

抱きしめていたはずが 眠っている間にいつも通りリヴァイの胸に抱かれていた


耳を胸に付ける薄い部屋着ごしに とくんとくん と鼓動が聞こえる


私はちゃんとリヴァイを守れるのだろうか

ファーラン イザベル … 私に何が出来るのかな?










「くすぐってぇよ…」


リヴァイの胸に額をつけてクンクンと吸っていたら 私の鼻息のせいでリヴァイが目を覚ました


匂いに酔い蕩けた顔をした私を見て 昨日のしおらしいリヴァイは消えて男の顔をしたリヴァイがいる


あっと言う間に私は裸にされて朝の光の中リヴァイにすべてをさらけ出す

何度も全部見られているはずなのに 明るい部屋でひとつひとつ暴かれていく事に私の体は悦び震える
リヴァイの唇が舌が肌を這うたびにビリビリと電流が流れ肌が熱くなりはしたなく声をあげた


「声がでけぇ」


いつもと同じ愛撫に いつも以上に反応を返す私にリヴァイは驚き 私の口を塞ぐ


「我慢出来ない…あっ…」


体に触れられているだけでシーツまで濡らした私を見てリヴァイがニヤリと笑う

さっき脱いだ部屋着を私に噛ませた


「カナコ…壊れるなよ」




誰かに声を聞かれても 今の姿を見られても この衝動を止めたくない

私の理性はもう壊れていた












次に目を覚ますとリヴァイは部屋にいなかった

少し乱暴に抱かれたけど それに余りあるくらい全身が軋むように痛い


ゆっくりと体を起こすと汗や体液で汚れていた体はリヴァイが綺麗にしてくれていてベタベタしなかった

太陽の位置からして昼は過ぎているから いつまでもベッドの上で裸で寝ている訳にもいかない ぼんやりとした頭と 痛む体を必死に起こし寝室のソファーに掛けているノースリーブのワンピースを手に取った




  


「カナコ! カナコ!!」


「ハンジ落ち着くんだ!

カナコ 入っても大丈夫か……おい!ハンジ!勝手に寝室を開けては!!」


「我慢できない!カナコ起きて!」




バン!



素っ裸でワンピースを掴んでいた私は全開に開かれた寝室のドアを見た


両手を広げて私に駆け寄るハンジが見えた と 思ったら 抱きしめられていた

そのハンジ越しには 右手で目を隠すエルヴィンがいた
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