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【進撃の巨人】月と青い鳥

第11章 リヴァイの選択



。。。。。。。。。。

2日目

「この班の配置は次列4の伝達だ 予備の馬と並走しつつ 伝達の役割もする
いくら陣形が優れていても 一角がかけたら意味がないからな 心して臨んでくれ…」




















赤い信煙弾 (巨人発見)が上がり
緑の信煙弾 (進路変更)が上がった



14回進路が変わった頃に 前方の空が暗い雲が急速に広がっていった

地上に来てから何度か雨は経験したがこれほどの分厚い雲は初めてで

「お前ら用心しろ!とんでもないのがくるぞ!」

フラゴンが叫んだのと同時に前が見えなくなる程の雨が振りだした

「隊列から離れるな!ーーー」

雨音に消されて指示が聞き取れねぇ

「イザベル ファーラン 離れるなよ!」

この雨で信煙弾も使えねぇ…いつ巨人に出くわしてもおかしくない状況になった

しかも霧が濃くなり イザベルとファーラン以外 確認も出来ない

「完全にはぐれたのかな?」

「班の奴らとそんなに離れてないはずだ フラゴン分隊長の音響弾が生きてたら合流できるだろ…が リヴァイ マズいぞ
この状況…エルヴィンが巨人に喰われたら書類は絶望的だな」


キュイィィィィィィ


「音響弾だ!そんなに離れてないな合流できそうだ!」

「エルヴィンから書類を奪うなら中央までいくしかない…どうする?リヴァイ」


3人で行けば班が手薄になる…

『アイツらの邪魔はしたくない…』



『リヴァイもう1度聞く…好きな方を選べ…』

地下街であの日 口の中に広がった下水の味がした…

アイツは俺が絶対に殺す…絶対だ!



「俺が1人で行く…
エルヴィンを殺るのは俺だ 巨人なんかに喰わせねぇ」

「兄貴!俺達も行くぜ!」

「イザベル…俺1人行動するのと フラゴンとサイラムを2人だけにするのとじゃ どっちが巨人のエサになる?」

「…………」


「リヴァイ!単独行動は危険だ!」


「ファーランくどいぞ!俺を信じろ!」


「リヴァイ…それは命令なのか?」


「命令?どうしてそうなる?俺は御前たちを信頼して言ってる…だから俺を…」


「フッハハッ いいぜ お前を信じよう リヴァイ死ぬなよ」


「兄貴 戻ってこいよ!」


振り返り見えた2人は俺に手を振ると音響弾の音のした方へ走って行った





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