第9章 これが正解? (最終話)
「カ、カラ松、私昨日も言ったと思うけど、まだこっちの世界で住むって決められ……んむっ。」
ないよ。という前に体に乗られて唇を奪われた。角度を変えて深く深く口づけしてくる。恋人に対して、なにもいえ無くなってしまった。唇を離した恋人は息が荒く、目に一切の光がない状態で私に話しかけてきていた。
「ききたくない。みちる?俺はお前がいないことがもう耐えられない。お前がいなくなることを考えるだけで、この世界を壊したくなってしまう。お前がわかってくれないのなら俺は、お前をわからせるまでここに置いておくつもりだ。」
その言葉を聞いた瞬間血の気が引いた。この拘束をしたのも体がめちゃくちゃにされているのも、昨日急に眠くなって倒れ込んでしまったのも全部この人がやったのだと感じた。
確かにサイコパスな面があるかもとか、ちょっと病んでそうとかおそ松さんの時に思っていたけれども、本当にこんな一面があったのかと思ったことは頭の隅においやって、実際に行われると恐怖で声も出なくなる。考えを整理しようとしていると胸を凄い勢いで掴まれた。
「いたっ……。」
涙目になって痛いと訴えるも、目の前の恋人は許してくれないらしい。きっと私がこっちの世界にいるのがいいのか、あっちの世界にいるのがいいのか決められなくて、悩んでいたのがいけないんだと思った。私だって離れたくはない。でも現実的なことを考えたら決めることが難しすぎた。
「何を考えているんだ?お前がわかってくれないなら、どんな手を尽くしてでもお前とそばにいるからな。」
その言葉が聞こえた途端、私のクリトリスが掴まれたことが感覚でわかった。その途端凄まじいい快感が私の中に広がっていくのがわかった。体はビリビリと痺れ、全身でイッてしまった感覚に陥ってしまった。
「な、にこ、あっがががが、やめ……て……。」
「知ってるか?人間はこうやって快感を与え続けると最終的には四六時中求めるようになるんだ。お前を開発するのにも時間がかかったが、お前はもう俺無しじゃ生きていけないんだよ。わかったか?」
無機質なまでの表情の恋人に対して、もう逃げられないんだということを悟った。私の陰部にカラ松のモノがあてがわれる。すでにずっと濡れていたソコは簡単にカラ松を受け入れていた。