第1章 こんなところに??
カラ松サイド
俺は、兄貴と一緒にチビ太のおでん屋で飲んで、そんで気がついたらここにいた。拾ってくれた?女性はとてもいい人でぶっちゃけめっちゃ好みだ。名前はみちるさんというらしい。とてもキュートなガールで、俺のことを受け入れてくれていた。ちょっとおっちょこちょいな面があるのか、初めてこの家に連れてきてもらった時には下着が干しっぱなしにしてあった。あの時は思いのほか緊張してしまった。
みちるさんは俺を受け入れてくれている。みちるさんの話だとどうやら異世界に来てしまったらしい。そんな話あまり信じ難いが家も無いし、みちるさんが寝ているうちに俺の戸籍も調べてみたが本当に俺の存在がこの世界にはないようだった。しかし、こっちに来て嬉しいこともあった。酔っ払って寝てしまうみちるさんがとても可愛くて、寝たふりをしながらみちるさんの近くに寝そべって寝顔を覗きながら上下する胸の膨らみを見ていた。好奇心に負けて思わずみちるさんの胸を人差し指で触ってしまった。「ん……。」身じろぐようにして彼女はこちらの方を向いた。顔が近い……!それにしてもなかなかのビューティーフェイスだと思う。
気づかれなくてよかった。と思ったものの異世界なんてどうすればいいのか。この彼女の家にいることはできるかもしれないが、そんなことをずっとしていたら彼女に迷惑がかかるに決まっている。しかし、この落ち着く空間にいたいという気持ちもある。異世界なんて信じられないが、外にいて野宿となるとたまったもんじゃない。少しでもこの彼女の家に入れるようにするにはどうすればいいのか。そんなことを考えているうちに酔いが回って、俺も知らないうちに寝てしまった。