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仮面ライダーエンゼルエルフ

第3章 ファーストキスという名の異変


 「海東のせい、だな」一通り、姫から事情を聴いた士がそう言った。「うん……」そう姫は答えたものの、またスタジオ内に沈黙が流れ込む。「でも、士君」姫がその沈黙の中、士に話し掛ける。「なんだ?姫P」「夏祭りの予定が埋まってるって、どいう事?」
姫は、昨日から気になっていた事を士に聴く。「あぁ。そうだな。当日まで待て」「ふぇ?!」姫は士の答えに落ち込む。焦らされた。何よ、この人。性格が捻くれてるんじゃ無い?等と色々考える姫をよそに士はスタジオを後にしようとする。「ちょっと待ってよ!士君ッ!」姫は士を抱き止めた。「姫P、過去のトラウマやその時の傷と心の傷。その三つの物から、解放されたい。自分を愛してくれる王子様がいつか迎えに来てくれる。そう思っているんだろ?だったら、俺に容赦無く心を開いてその三つの物から解放しろ。それが夏休み期間の俺からの宿題だ。分からなかったら、俺ん家来い。姫Pに教えてやる」士はそう言って、姫を引き剥がしスタジオを後にした。
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