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仮面ライダーエンゼルエルフ

第2章 出会いの季節


 今日は、サークル紹介会。今日子ちゃんは、サイエンスサークルに入るんだって。私は、何処に入ろうかな~コーラスサークルは、美奈子ちゃんが入るから、嫌。新しく出来たサークルに入ろうかな~。よし、この女の子達を退かして、顧問教師さんに接触するわ!「今日子ちゃん、私、新しく来た先生に一目惚れしたって話したよね?」「うん、もしかして新しく出来たサークルに入るの?」「うん!」「頑張れ!ほ~らね!似合っているよ~!」今日子ちゃんに手を振り、私は新しく来た先生に接触する為、周りの女の子達を退かそうと声を掛けたが、それは、美奈子ちゃんの取り巻きだと気付いた。けど、それに気付くのが遅く、わざと転ばされ、昔、小学校の家庭科の先生がホラーだと気付いた時に付けられた傷が衝撃で服が破れて見えてしまった。見られたくなかったのに……私は、慌てて走りだす。「おい、待て!」後ろから、新しく来た先生だろう、男らしい低い声と共に走るような足音が聞こえる。そして、腕を捕まれた。「やっと捕まえた。山下智久そっくりの美女」「!?嫌、離して。私は、大丈夫よ!」「いや、離しはしない」そう言われ、私は米俵の様に担ぎ上げられた。「何処へ連れて行く気なの?!降ろしなさい!これは、ムーンライト研究所令嬢命令よ!」新しく来た先生は、無視している。そのまま私は、何やら写真館らしき建物の中に連れてかれ、椅子に座らされた。「そこで待ってろ。説明もするから、な」私は、渋々返事をする。「は、は~い」新しく来た先生は、救急箱を手に持った状態で戻って来て、私のスカートを捲った。どうやら、私は、膝を転んだ時に擦り剥いているらしく、新しく来た先生は治療をしてくれていたのだ。「超々ありがとう。私の名前は、山下姫。あなたが言っただろうけど、私はジャニーズの山下智久の妹よ」「だいたい分かった、お前は姫Pだ。あぁ、俺か?俺は門矢士(かどやつかさ)だ。お前は、今日から俺の女としてこの門矢写真館(写真部)の部員兼看板娘に認める」いきなりの事で、頭がショートする姫。あだ名まで付けられ、しかも告白されるというどんでん返しな展開に頭がショートしているのだ。「姫P、返事ぐらいしろ!」「あ……はい!」嬉しくて、舞い上がる姫。姫はその後、門矢写真館内を掃除した。
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