• テキストサイズ

【鬼滅の刃】屋烏之愛【新装版】

第2章 情欲【※不死川実弥】





「不死川先生、ちょっといいですか?」

声を掛けられ、職員室内の自身の机の前で、次の授業に使う教材を用意していた実弥は振り向いた。

振り向いた先には、同僚の陽華が立っていた。陽華は実弥と目が合うと、言葉を続けた。

「今度開催する、学園イベントの事なんですが……」

「あー、それなんだが、詳しい資料は数学準備室にあんだァ。後で…昼休みにでも、取りに来てくれねェか?」

「かしこまりました」

陽華は笑顔でそう答えると、自分の席へと戻った。




数学教師・不死川実弥と国語教師・氷渡陽華。

この二人、平静を装って、普通の同僚を演じているが、実は恋人同士である。

実弥の方が恋に落ち、モーションを掛けまくった結果、付き合って数ヶ月になる。


だが最近、不死川実弥はイラついていた。


ここ数週間、二人で会えていない。学園の行事や試験期間などが重なり、残業残業の日々で、ちっとも二人の時間が取れない。

我慢もとうに、限界を超えていた。

実弥は去って行く陽華の後ろ姿…もとい、タイトなスカートに浮かび上がる形の良いお尻を見つめてため息つくと、心の中で呟いた。




(…………やりてェ)







/ 393ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp