第8章 指南【※竃門炭治郎】
「そんなことない、すごく綺麗だ。」
炭治郎はそう言うと、陽華を布団の上に、優しく押し倒した。
その上に跨って、緊張の面持ちで、陽華の顔を見る。すると突然、前回の記憶が頭に蘇ってきた。
前回、ここでも失敗している。
ずっと妄想で想像していた、陽華の素肌。
それが現実に目の前に現れ、炭治郎の想像の上を行く破壊力に、気分が一気に高揚した。
さらに実際に触れてみると、今まで味わったことのない柔らかさに驚き、興奮は頂点に達していた。
気付いたら、加減も知らずに揉みしだいていたらしく、陽華に「ちょっと…痛いかも。」と言われてしまう始末。
ただでさえ、節くれ立って、カチカチの手の平をしてると言うのに……、
(今日は、優しく…優しく…、)
炭治郎は頭の中でそう繰り返すと、陽華に覆いかぶさった。
その白い胸元に口づけながら、陽華の柔らかい二つの果実を、両の手の平で包み込むように優しく、握った。
「っ…、」
陽華が小さく息を呑む音が聞こえる。炭治郎はそのまま、優しく果実を揉みしだいた。まるで計算されたように、炭治郎の手にフィットするその果実を優しく揉みしだき、時折その先端を指の間に挟み込み、刺激を加えていく。
「はぁ…、んっ…、」
小さく声を上げて、陽華の息が乱れはじめる。炭治郎は掴んだ果実の先端を指先で弾き、摘んでは擦るように弄んだ。
「ぁんっ…、だめっ…、」
「でも、可愛い声、出てるよ。」
炭治郎は、刺激で固くなった先端に視線を合わせると、顔を寄せて、ゆっくりと口の中に含んだ。
「やぁっ…、ッ…、」
小さく震える小さな実に、優しく吸い付きながら、舌先で舐め転がしていく。