第14章 極付派手侍
マーベラスたちは高いビルから夕日を眺めていた
ハカセ「やっぱりいいなぁ、6人でいるのが!」
アイムはジョーの目の前に行き、見つめた
ジョー「……何か付いてるか」
アイム「いえ…ジョーさんも意外と熱い台詞を仰っていたんですね、マーベラスさんには」
ジョー「…!お前…何を話したんだ?」
マーベラス「ん?へへっ…」
グラッ…
マーベラスは力が抜けたように膝をついた
アイム「マーベラスさん…!」
ギュルルルル……
マーベラス「……飯だ」
アイム「もう…マーベラスさんったら…」
ルカ「ほら、行くよ!」
マーベラス「あぁ…腹減った…」
ハカセとルカに支えられ、マーベラスたちはガレオンへ向かう
ハカセ「今日何にする?」
マーベラス「肉だな」
ハカセ「肉かぁ…」
ジョー「…ただいま」
「「「え?」」」
ジョー「何でもない。飯だ飯」
『……おかえり、ジョー』
ジョー「…!…あぁ」
ハカセ「今日は豚丼だよ」
ジョー「手羽先がよかったな」
―――――
ガレオンに戻り目を覚した
ご飯を食べた後、見張り台に立っていた
ジョー「何してる。風邪ひくぞ」
ジョーはブランケットをに被せた
『ありがとう』
ジョー「……どうした」
『……記憶…お母さん?みたいな人が…私を抱き締めて、愛してるって……。愛ってなんだろう』
ジョー「愛…か」
『その記憶ね……あったかくて…嬉しいのに…胸がぎゅうってなる…』
ポロポロとの瞳から涙が零れた
ジョー「…!」
『ジョー……これ止まらない……どうしたら止まる…?』
ジョー「……」
ジョーは指での涙を拭い、優しく抱き締めた
『……ジョー…あったかい…』
ジョー「そうか」
『ジョー…お洋服…汚れちゃう…』
ジョー「気にするな。止まるまで側にいる」
『……うん』
ジョー「(愛か………。俺は…お前を……)」
マーベラス「……………」