第10章 スパイ小作戦
マーベラス「おい返せ」
ハカセ「話はまだ終わってない!」
マーベラスとハカセがお皿の取り合いをしているとジョーがいきなり振り返り、ゆっくり立ち上がった
マーベラス「どうした、ジョー」
そしていきなり腕で伏せを始めた
ジョー「うっかりしていた。腕立てがノルマに10回足りなかった」
アイム「驚かさないでください」
ルカ「ジョーらしいけどねぇ」
ハカセ「何でみんなこうマイペースなんだよ!」
ルカ・アイム「いただきまーす!」
ハカセ「誰が食べていいって言ったんだよ!」
『まだ、食べちゃ、だめ?』
ハカセ「うっ………いいよ!もう!」
『?』
ルカ「食べていいってさ!」
『うん、いただきます』
―――――
マーベラス「ふー、食った食った」
ハカセ「ごちそうさまでした〜」
『ごちそうさまでした』
ルカ「じゃ、まんじゅう食べよ!」
アイム「そうですね。じゃあお茶淹れましょ♪」
マーベラス「さてと。んじゃ、真面目に次の大いなる力の在り処を探すか。おい鳥、お宝ナビゲート!」
……………………。
マーベラス「あれ、いねぇ…」
ルカ「あれ…?そういえば静かだったよねぇ今日は」
アイム「どこへ行ったのでしょう…。あの子がいなければお宝探しが始まらないというのに…」
ジョー「どっかその辺の隙間で寝てるんじゃないか?」
マーベラス「よし、探せ探せ!」
みんなはナビィを探し始めた
『ナビィ、どこ?』
は部屋や廊下を探し回った
『……?』
何となく視線を感じて振り向くが誰もいない
『ナビィ……?かくれんぼ、してるの?』
そっと視線を感じた場所へ近づき覗き込む
するとコロコロ転がる赤い物体
『赤い…………ホコリ?』
ハカセ「、いた?」
『ううん、いない』
ハカセ「そっかぁ〜」
『私、見張り台、見てみる』
ハカセ「わかった」
見張り台に向かい、見回すがいない
『よっ………と』
身を乗り出して見ると
『あれ………?さっきの、赤い、ホコリ…?』
船の外側にさっきも見た赤い塊が
ビュゥッ!!
『!』
風が吹いてバランスが崩れる
『落ち……』
ガシッ