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海賊戦隊ゴーカイジャー

第9章 ニキニキ!拳法修行




『猫……猫………』

草むらや木の間を探し回るが見つからない

『どうしよう、いない…』

林を抜けるとアイムとハカセの姿が

『アイム、ハカセ』

アイム「さん…!」

ハカセ「草だらけじゃないか…!」

『?』

2人は髪や服に付いた葉っぱを取ってくれた

『ありがとう』

アイム「擦り傷もありますし、船に戻ったら手当てしましょう」

『うん。2人は、何、見てたの?』

アイム「あ………」

目線の先には1人の青年が拳法を子どもたちに教えていた


ハカセ「すげぇ〜…!」

アイム「………」

アイムは青年の方へ歩き出した

ハカセ「えっ、ちょっ…」


アイム「あのー…」

「ん?お前ら……」

アイム「私、アイム・ド・ファミーユと申します。もしよろしければ、私も修行に混ぜて頂けませんか?」

ハカセ「えぇ!?」

アイム「ジョーさんのようにたくさん修行をすれば、もっと強くなれると思うんです」

ハカセ「確かにジョーは強いけど……」

「お前……強くなりたいのか?」

アイム「はい」

ハカセ「……」

「わかった!一緒に修行するぞ!」

アイム「ありがとうございます!」

ハカセ「ちょっとアイム…!」

「お前は?」

『………やる』

ハカセ「…!?」

『私も、強く、なりたい』

アイム「さん…」

「そっか!わかった!お前はどうすんだ?」

ハカセ「えっ!?僕は……僕は…やるだけ無駄…っていうか……」

「無駄?」

ハカセ「いや、じゃなくて…!僕…今から夕飯作らなきゃいけないんで…!それじゃ!」

ハカセは行ってしまった

『ハカセ…』

「よーし、やるぞ!」

「「「「はい!」」」」

「せーの!」

「「「えい!えい!えい!」」」

周りを見ながら真似をする2人

それを遠くから見つめるハカセ


ハカセはトボトボと先に船に帰っていった



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