第50章 宿命の対決
パァンッ!!!
『っ!』
バスコの振りかぶった手が頬に当たる
バスコ「ちゃんはいい子だからさ、教えてよ」
『知らないってば!』
バスコ「チッ」
ガッ!!
『うっ…!!ゲホ…ッ』
腹に蹴りが入り目眩がする
バスコ「ん…?」
テーブルの下に突き刺さるナイフと切れたロープを見つけた
バスコ「マジ…?チッ…!ったく面倒かけやがって〜…!」
バスコはコンピューターを操作し全ての扉や窓をロックした
『…!』
〜♪〜♪〜♪〜
バスコがラッパラッターを鳴らすとゴーカイジャーが現れる
『!』
バスコ「ナビィちゃんを探して、ここに連れ戻す。OK?」
ゴーカイジャーたちは頷き、バラバラに歩き始めた
バスコ「頑張ってねぇ〜」
『(ナビィ……!)』
バスコ「ちゃんは…お仕置きが必要かなぁ〜?」
『…っ』
―――――
マーベラスたち6人は廃墟となった教会へ身を潜めていた
ルカ「せっかくここまで来て…あんな奴に宇宙最大のお宝を…!」
アイム「……そういえば…マーベラスさんは…宇宙最大のお宝を手に入れてどうなさるおつもりだったのですか…?」
ハカセ「確かに…ちゃんと聞いたことなかったかも」
マーベラス「…さぁな……」
アイム・ハカセ「え……?」
マーベラス「大体そのお宝が何だかもわかんねぇ」
ルカ「でも…宇宙の全てと同じ価値があるって言うんだから…すごい量の金塊とか…宝石とかじゃない?」
ガイ「で、でも、宇宙と同じ位って…一体どのぐらいの量なんですかね…?1億トン…いや100億トンとかですかね!?」
ハカセ「ガレオンに乗せられるかな〜?重すぎて動かなくなったりして」
マーベラス「…中身は何でもいいのかもしんねぇ…」
「「「え……?」」」
マーベラス「この宇宙を旅する海賊たち…誰もが欲しいと望みながら…誰も手にしたことのない伝説の宝物…。それを手にした者は…宇宙の全てを手にしたのと同じ…。そんなもんが存在するなら…手に入れるしかねぇじゃねぇか。夢は…手に入れられないと思った時に…なくなってしまうんだから」
ジョー「マーベラス…」
〜♪〜♪〜♪〜
ルカのモバイレーツが鳴った
ナビィ《ミンナァ〜!返事シテ!オ願イ!》