第4章 この星の価値
『もう、体、動かない…』
その場に倒れた
水色のカケラはの中へ消えた
ドクンッ
『!』
―――――
燃える大地に倒れる人々
「敵に渡すくらいなら……!」
『(何これ…!助けて…!)』
「急げ!」
―――――
『敵に、渡すくらいなら…?』
マーベラス「!」
『マーベラス、みんな』
ルカ「大丈夫!?」
アイム「無理をさせてしまいましたね…」
『大丈夫、力が入らないだけ』
マーベラスはを抱き上げ、みんなでガレオン船に戻った
そのまま眠ってしまったをソファーに寝かせた
窓からオレンジ色の光が差し込んでいた
ハカセ「綺麗だね、この星の太陽」
アイム「はい」
ルカ「どうしたかな、あの子」
ジョー「さぁな」
アイム「マーベラスさん、ギタギタにするとか言って…本当はあの子のことを考えてあげていたんですね」
ジョー「そいつはどうかな」
ルカ「買いかぶりすぎじゃない?」
アイム「えぇ…?」
ジョー・ルカ「ふふっ…」
アイム「もう…!」
ハカセ「ところでさ、黒い服を着た人間ってハズレ?」
ルカ「そう言えば…」
ナビィ「ギクッ……ソンナコトナイヨナイヨ〜!チャントイタハズダヨ〜!タブン…」
『ん…』
ジョー「起きたか」
『ジョー……足、痛い?』
ジョーはタオルを敷いた足の上にの頭を乗せていた
ジョー「痛くない」
『よかった。ありがとう』
ジョー「あぁ」
ルカ「ねぇ、また水色のカケラ見なかった?」
『来た。私の中、入った。そしたらまた…少し思い出した』
アイム「記憶をですか?」
『うん。でも、よく、わからない…入れ物?に、入れられて…敵に渡すくらいなら、って、言ってた』
ハカセ「を敵に渡しちゃダメってこと?何でだろ…」
ルカ「この治癒の力狙ってんのかなぁ…」
『ごめん、迷惑、かけるね』
マーベラス「迷惑じゃねーよ。気にすんな、そんなこと」
『…うん、わかった』
ジョー「(あのカケラは…)」
ルカ「(やっぱ…)」
マーベラス「(の記憶のカケラ…)」