第17章 私掠船現る
『ハァ…ッ……ハァ…ッ…!』
バスコ「あれ?苦しい?大丈夫?」
『嫌…ぁ…!やめて………!』
バスコ「可哀想に……。でもハズレかぁ〜。可愛いちゃんのためだ、今日はもう眠っていいよ」
バスコは薬と水を口に含み、の顎を持ち上げた
そしてキスをして水と薬を流し込んだ
『んん…っ!』
バスコの舌がの舌と絡まる
バスコ「ん……おやすみ、ちゃん…♪」
『…マー…ベ……ラス……』
バスコ「マベちゃんの名前言うとか、悲しいなぁ〜。マベちゃんの目の前でキスしたら……マベちゃんはどんな反応するかなぁ〜……?」
―――――
翌日
マーベラスはバスコの元へ
バスコ「偉いなマベちゃん。よく来たねぇ」
マーベラス「…はどこだ」
バスコ「船の中でスヤスヤ眠ってるよ」
マーベラス「てめぇ……」
バスコ「ちゃんって舌も体も小さいんだねぇ。可愛いねぇ…♪」
マーベラス「!!……その舐めた口……塞いでやるよ…!!」
バスコ「出来るかなぁ?」
マーベラス「……」
バスコ「マベちゃんってばさぁ、相当アカレッドに懐いてたけど……どこまで聞いてんの?」
マーベラス「何の話だ…」
バスコ「いやぁねぇ、実はあの人…俺らに黙ってたこと、結構あったみたいなんだよねぇ〜。例えば……コレのこととか」
バスコの手にあるのはレンジャーキー
マーベラス「レンジャーキー…!?どういうことだ…!」
バスコ「あの頃3人で集めたのは、全部じゃなかったってこと」
マーベラス「…………」
バスコ「やっぱり知らなかったみたいだねぇ。じゃあ…これはどう?」
バスコはレンジャーキーを空に投げた
投げたレンジャーキーはバスコのラッパに刺さる
バスコ「レンジャーキーはこういう使い方もあるってこと」
〜♪〜♪〜♪〜
バスコがラッパを吹くと、レンジャーキーの戦士が実体化
マーベラス「…!!」
攻撃を何とか避けるマーベラス
バスコ「ほらぁ、大事なショーだからさぁ、サシじゃないじゃん!なんてツッコミは無しね♪俺さ、正々堂々戦うの、苦手なんだよ。知ってんだろ?」
マーベラス「………っ!」
ルカ「わっかりやすい悪役だなぁ」