第17章 私掠船現る
はバスコの船に乗せられていた
ウィーン…
『…!』
扉を開けて現れたのは
バスコ「よぉ、ダマラスのおっさん」
ダマラス《…………》
バスコ「いつになく親切だねぇ。どういうつもり」
ダマラス《私は情報を与えただけだ》
バスコ「宇宙最大の宝。レンジャーキー…地球…大いなる力。やっと繋がったよ」
ダマラス《そうか。それはよかった。それで?あの海賊共をどうする》
バスコ「片付けるさ。そのために俺に情報を流したんだろ?」
バスコはマーベラスに電話をかけた
バスコ「……マジで!?俺ってば人気者〜!今日はごめんね!途中で野暮用入っちゃってさ。明日暇なら、もう一回お話ししない?………そんじゃあ明日」
『(マーベラス…)』
ダマラス《せいぜい、しくじらないようにするんだな》
バスコ「おいおい、あん時あんたらがマーベラスを仕留めてりゃ、こんな面倒なことにならなかったんだぜ〜?」
ダマラス《フン、それはすまなかったな。ところで…この女はなぜここにいる》
『………』
バスコ「可愛いから連れてきちゃったんだよね〜。この子がいりゃあ、マーベラスは絶対来るだろうしね〜」
ダマラス《……そうか》
ダマラスはバスコの船を出ていった
バスコとサリーはダマラスの背にあっかんべー
『(何なの…こいつら…)』
バスコ「さて……どこまで思い出したのかな?ちゃん」
『?』
バスコ「記憶だよ記憶。鍵のことは思い出した?」
『鍵……?レンジャーキーのこと…?』
バスコ「違う違う、宇宙最大の宝の鍵のことだよ」
『宇宙最大の…宝の鍵…?』
バスコ「その様子じゃまだみたいだねぇ。いいもの見せてあげるよ」
『いいもの…?』
バスコの懐から出たのは瓶に入ったたくさんの水色のカケラ
『それ…!』
バスコ「そう、ちゃんの記憶のカケラ。集めるの苦労したんだよ〜」
『何で……それ…』
バスコ「この中に入ってるかな〜、俺の知りたい記憶」
バスコは瓶の蓋を開けて半分床に落とした
カケラはの中へ吸い込まれていく
『………っ!』
―――――
「電気流して!」
『嫌ああああっ!!』
「早く!薬物投与!」
『痛いよ…!!やめて……!!』