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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第67章 ❤︎ 治店長とバイト店員の初体験 宮治


「そんな怖がらんでもええから」
「だってっ」
「相手は俺やで?」
「治君やからやもん」
「俺もいちかの体にめちゃくちゃ戸惑ってんねん」
「なんで?」
「綺麗で、もっと触れたくなるから」

最終目的まで辿り着くには必要な手順で、いかに俺が冷静でいられるかが肝心なのにいちかの小さな仕草だけで体温は上がっていく。首筋から口付けて直に伝わってくるいちかの鼓動と温かさに少し息を吸い込むだけで胸が苦しかった。

「ぅあ……、ど、しよ。口から心臓出ちゃいそう」
「出ぇへんから。…つか、ちゃんと食ってんのかってくらいに細いな」
「ダイエットしたもん」
「せんでええて。これ以上細くなったら心配になる」
「心配してくれるならダイエット続けよかな」
「アホ、なん言うてんねん」

鼓動はうるさいくらいに高鳴っているのにこの関係が穏やかな時間を運んでくるんやろか。切なさも愛おしさもいろんな色が心の中を飾っていくみたいで二人でいることが自然で心地いい。首筋に這わせた唇が胸元まで降りてきてツンと立った突起を口に含むといちかの体が反射的に仰反った。

「ひゃっ…、…んんっ」

この一声でまた二人の空気も変わっていく。口に含んで舌先で転がすだけで小刻みに震え始めていちかの声にならない声が耳に触れた。

「ん、…ぁ、ああ」
「もっと声出してええで」
「でも…っ」
「俺しか居れへんから。体の緊張高いから力抜いて」
「や、無理…っ」
「ちゃんと息しぃ。呼吸も浅い」

俺の指示通りにいちかの唇が動く。ひゅっと呼吸音がした後に少しだけ体の力が抜けたような気がした。従順な素振りに自然に口角が上がる。

「いちかのそんな顔初めて見たわ」
「私だって、初めてなのに」
「そうやったな。けど気付いてへんかもしれんけど、ずっと腰、揺れてんで?」
「だって、くすぐったいもん」
「それだけやないんちゃう?」
「なんか、変?…我慢できないっていうか」
「気持ちええ?」
「そうなんやと思います、…多分」
「んじゃこのまま進めるから」
「…っ、うん」
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