第61章 ❤︎ 射精管理 黒尾鉄朗 赤葦京治
≫京治side
確かつい数日前にも忘年会があったのにいちかさんも来れるからと誘われた新年会。黒尾さんだけなら行かないけどいちかさんの人柄が好きで度々参加していた。今回も仕事の愚痴なんかを酒のつまみに盛り上がっていた。
「フランクフルトお待たせしました」
「あ、どうもー」
店員さんの声と串に刺さったフランクフルトが運ばれてきていちかさんの表情が弾ける。いつもいちかさんが頼む定番メニューだった。
「お前、昔からそういうの男の前でも恥ずかしげもなく食うよな」
「だって美味しいじゃん」
「美味いけどさぁ」
「屋台とか見かけると絶対買っちゃうもん」
「いいんじゃないですか?好きなものを美味しそうに食べるんだから」
「そうだよね。美味しいものは美味しいもんね」
「はい」
「やっぱ赤葦君っていい子だわ」
「普段そんなに思わないんですけど結構大口で食べますよね。そういうのも俺はいいと思います」
「あ、そうかも。お行儀悪いけどさ、私、結構口大きいもん」
「2本くらい咥えられそうだな」
「全然いけるかもね」
「あっちの方も?」
「はぁ?」
「いちかが旨そうに食ってんの見たらさぁ、すげぇエロく見えてきたんだもん」
「黒尾さん下ネタやめてください…」
「鉄朗、馬鹿じゃないの?二本くらい余裕に決まってんでしょ?」
「ちょ、いちかさんも」
「二本いけんだったら俺らの咥えてよ。ま、このフランクフルトよりはおっきいけど」
「だから黒尾さん、何言ってるんですか。酔ってるからって言っていいことと悪いことがありますよ」
「平気平気。私、下ネタに耐性あるからいいの慣れてるし」
「冗談に決まってんだろ。この流れだったらそういう風に持ってくのが礼儀だろ、いちかもノッてるんだし」
「鉄朗は昔からこうだから気にしないで赤葦君。私には適当に流してるし、冗談だって分かってるから」
「そうそう、冗談冗談。こういうバカみたいやりとり楽しめるくらいの仲がいいってことなんだよ」
「そうそう。だから赤葦君も下ネタどんどんぶっ込んじゃっていいから」
「いや、俺はさすがに…」
「下ネタとか冗談くらい言えねぇと男じゃねぇぞ」
「そうだそうだー!!」