第57章 ❤︎ 射精管理 木兎光太郎
「すげぇ…。ヤバい…」
「そうかな?私そんなに胸は大きくないんだけど」
「俺にはもう先輩のおっぱいしか見えてないです」
俺には余裕なんて全くないのに先輩は涼しい顔してくすくすと笑った。
「あの……、一つだけお願いしてもいいですか?」
「なぁに」
「舐めても…いいっすか?」
「いいよ?木兎君可愛いもん」
Tシャツを持ち上げてくれて目の前にぷるんとした双丘が並んだ。さっきの甘いフルーツのような匂いが濃くなる。吸い寄せられるように突起を口に含むと“ん…っ”と微かに体を仰け反らせる。目に見えるもの耳に触れるもの肌に触れるもの全部がヤバい。というかこの空間全てがヤバい。理性なんてもう完全に吹っ飛んでいた。
「こっち、辛そうだね」
初めて聞く先輩の湿っぽい声色だった。
「えっ?」
思わず顔を上げるとガッチガチに硬くなったものに先輩の手が触れてきた。布の上からでも刺激が強いのにパンツの上から手を忍ばせて直に触れる。
「先輩、それ、ヤバい。すぐ出そう」
「まだ指先だけなのに。それはさすがに早いよ。てゆうか、ぬるぬるじゃん、ここ」
「だからほんとヤバいんですって」
「そんなに?」
「はい…」
「木兎君超可愛い。もっと虐めたくなっちゃうじゃん」
「や、それは…」
「イキそうになったらちゃんと止めてあげるから。…こうやって」
「えっ、え…っ」
少しの刺激があれば射精できそうなくらいに爆発直前の根本をきつく握られてたまらず呻いた俺の顔を見てまた楽しそうにくすくすと笑う。
「かぁわいい」
「先輩…」
力の抜けきった情けない俺の声。もうくじけてしまいそうだった。慰めるように頬に先輩の唇が触れたかと思うと次は俺の唇に一瞬だけ触れた。