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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第57章 ❤︎ 射精管理 木兎光太郎


≫光太郎side


それは忘れもしない一年の夏。合宿の真っ最中の出来事だった。


ビブスをマネの先輩の部屋に取りに行ったのはいいけど、俺はいつもの調子で何も考えずノックもせずに扉を開けてしまった。“えっ”と声がした後、部屋の中心には先輩が一人、着替えの真っ最中だった。

俺の思考も時間も一瞬だけ止まったような気がした。後ろ姿だったからいいものの背中のしなやかなラインははっきりとこの目で見てしまった。

「す、すいませんでした…っ!!」

慌てて扉を閉めたものの残像が忘れられずドクドクとうるさいくらいに心臓は高鳴っていた。このままばっくれてしまおうかとも思ったけどビブスを持っていかないと先輩にも怒られる…、普段使わない頭をフル回転させてるとドアが開かれた。

「こーら。女子の部屋に用がある時はちゃんとノックしなさいね」

Tシャツに身を包んだ先輩がドアから顔を出す。普段と変わらない声色に少しだけ安堵する。

「木兎君だから許すけど今度から気をつけるんだよ」
「すみませんでした!!」
「もういいよ。何か用があるんでしょ?Tシャツは着てるから入って」
「すみません。ビブス、取ったらすぐ出るんで」
「ビブスなら洗濯終わってもう畳んでるから」
「ありがとうございます!失礼します」

先輩の部屋は甘い匂いがしていた。甘い花のようなフルーツのような…なんかよく分からないけどそんな感じの匂い。
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