第55章 ❤︎ 射精管理 宮治
「お前こんなんどこで教えてもろたんや?」
「ネットとかで勉強してきました」
「学生やったら本業頑張れよ」
「もう卒業するし私はこっちの勉強を店長としたいんですけど…」
「は?なんやねんそれ」
「私、男の人とそういうことしたことないんで私の初めては店長がもらってくださいね」
「嘘やろ…?」
「ほんま」
「ちょ、俺、何ちゅーことをしたんや」
「ええの。私がしたかったから」
「あかん…。北さんにバレたら殺される…」
「ということで私の初めては店長がもらってね。もう予約したから」
あどけない笑顔が弾ける柳瀬に対して俺は苦笑するしかなかった。
付き合う前から完全に骨抜きにされてんの俺の方やん、どうしてくれんねん。責任とって愛される覚悟しとけよ。
fin.