第54章 ❤︎ 京谷健太郎×夢主=ブラックな岩泉一
「んっ…」
薄暗い電灯だけが灯す公園内の公衆トイレにいちかの甘い吐息が響く。けど現実はそんな甘いもんじゃない。両手を拘束するように縛り後ろを向かせて立たせた。捲り上げたスカートからは真っ白なレースのついた下着が尻のラインにいやらしく食い込んでいる。
「やだっ、こんなとこでしたくない。するならホテル行こ?」
「こういう場所の方がお前は興奮すんだろ?霰もない姿晒してで全部見てもらえよ」
「嫌…っ、こんなのレイプじゃん」
「何、今更清楚ぶってんだよ。セックス狂いの癖して」
「京谷も見んの嫌なら帰っていいから。この前まで童貞だったんなら刺激強いかもな?」
「別に、嫌とか思ってねぇし…」
「へぇ、なら良かったな?まだチャンスあるんじゃねぇ?」
「そう言うならこれ解いてよ」
「それは断るわ」
「どうして?」
「なんとなく。そういう気分だから…」
そうさせたのは他の誰でもないいちかだ。露わになった下着を膝まで下ろすと白い肌とキュッと閉まった尻穴と赤く充血したそこからは透明な雫がたらりと垂れている。
「京谷に会うために下着まで着替えて抜かりねぇなぁ。結局期待してたんじゃねぇかよ」
「違う。ねぇ、離してっ」
「なぁ京谷見える?俺がさっき散々中で出したのが今になって垂れてきてんの。男に中出しされた後、別の男に会いに行くってマジで狂ってるから」
「だからそんなんじゃなかったの。今日は普通のデートだけの予定だったの!」
「相手が童貞だから言わなきゃ分かんねぇって?……京谷、お前もバカにされてんぞ」