第51章 ❤︎ 彼氏の性癖が歪んでいる件 黒尾鉄朗
「けどこのまま挿れてみよっか?」
「無理だって…」
器用に割れ目を開き指を埋めていく。渇いたそこは滑りも悪く微かに痛みも感じた。
「…んっ」
「何だよ、笑えるくらい全然濡れてねぇじゃん」
「だから無理って」
「唾液でいける?こっちの指、舐めてみて?」
「や…っあ、んん…っ」
無理矢理口をこじ開けられて鉄朗の人差し指と中指が口内を犯す。優しく歯をなぞり唾液を絡ませる。
「口ん中柔らかくて気持ちいいな…。俺の舐める時みたいに唾液で濡らして?」
「ん…っ、ふぁ……」
「そう…。上手」
耳元で甘く囁く声にゾクゾクした感覚が体を駆け巡る。そんな気がなくてもそんな気にさせてしまうのが鉄朗で快楽を知った体は思考よりも先に欲情していまう。
「んじゃ…、これで触れさせて?膣口だけでも濡らしてたらいけるよな?」
膣口に当てられた指が円を描きながら唾液を擦り付けていく。多様は湿り気を帯びても感覚的にはまだ足りない。なのに鉄朗は片足を持ち上げるとその中心にあてがい押し込んでくる。
「お前より俺の方が濡れてるかもな…」
なんて苦笑していていも目だけは真剣で視線を合わせるとまた中は甘く痺れる。
「…待っ、痛…」
「ん、ごめん」
「まだ無理だよ」
「無理じゃねぇって。…けど痛いとか言われちゃうと処女とやってるみたいでめちゃくちゃ新鮮。しかも毛もないし想像膨らみすぎてヤバイ…」
「…ばか、変態」
「濡れてねぇから入り口でひっかかってるけど抜かないからな?こっからいちかがちゃんと反応してくれたらお互いちゃんと気持ちーから」
自由のきく両手は片方で胸を突起を弄りもう片手はクリトリスを意地悪く弄る。片足を持ち上げられて身動きがとれないまま愛撫は続く。でもここは外のテラスで容易に声を漏らすことはできない。