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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第50章 ❤︎ 何年たっても特別な日は変わらない 岩泉一


「あー、5分前だ。遅れるとお小遣い減額されるから帰らなきゃ」
「明日も早いしな」
「そうだね…」
「朝、迎えに行くから」
「うん、じゃあおはようのメールするね」
「頼む」

体を離そうとしたとき、大きな腕は離してくれなくて私はまた一君の腕に包まれる。

「一君?」
「あー…、悪い」
「どうしたの?」
「……もっかい…、いいか?」

もしかして照れてる?顔は見えないけどいつもより早い心臓の音に、照れる一君を想像してはついはにかんでしまう。

そして少し背伸びをして、目を閉じる。

月明かりが照らした二人の影がゆっくりと重なっていった。



“一君、お誕生日おめでとう”



唇を重ねる瞬間にそう心の中で呟いた。



fin*

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