第46章 ❤︎ 超絶信頼関係 岩泉一 及川徹
虫の音しか聞こえない誰も居ない公園のトイレ。余裕なんてなく壁にもたれ掛けたまま足を開かせ愛液で濡れたバイヴを一気に引き抜く。悲鳴にも似た声をあげ体を仰け反らせ太ももまで濡らしたソコは容易に指を受け入れていく。今更もう及川に見られようが関係なかった。
「お前、濡れすぎじゃね?」
「あーあ、中、こんなに赤く充血しちゃってやらしい。すっごいやらしい音聞こえてくるけどもしかしてお店の中でイッちゃった?」
「分かん、…ない。ぁ、ゃ…、」
「他の男の視線に感じてたんじゃねぇの?淫乱って言葉がお似合いだな」
「嫌…」
「嫌じゃねぇだろ?こんなにヨガッてて」
「…っ、お願い…、イカせて…?」
自分の名前を呼ばれるだけでも堪らなかった。荒くキスしながら指3本を抜き差しした後、中で乱暴に動かし逃げ腰になる腰を片方の手で押さえる。
「はじ、め…」
「イキてぇなら、イケよ…」
薄目でいちかを見つめながら程なくしてガクガクと体が震え唇を離すと荒く息をして力なく項垂れる。痙攣が止まらない体と同じように中で何度も指を締め付けてはさらっとした体液が指を伝って落ちていく。
「AV観てるみたい」
「外でなんてヤッたこともねぇわ」
「興奮するよね」
「そうだな…。むちゃくちゃ興奮してるわ」
「素直かよ。…それで?これからどうする?」
「俺、もう限界だわ…」
力なく腕の中で項垂れるいちかに耳元で囁くように“悪い。舐めてくれねぇ?”と呟く。まだ焦点の合わない視線を向けるいちかに優しく触れるようにキスをしながらもう一度“舐めて?”と囁く。いちかの手がTシャツの袖を握り返しかすかに頷く。
「おーい、いちかちゃん?大丈夫?」
「……ん、…なんとか。体がふわふわしてて…力が、入んないの」
しゃがみ込むいちかに股間を押し付けるように腰を突き出す。いつから勃ちっぱなしなのか自分でも分からないくらいに下着の中は先走りの液でぐちゃぐちゃに濡れていた。小さく開いたいちかの口をこじ開けるように奥まで腰を進める。舌先が触れる口内の粘膜が包むだけで達してしまいそうだった。