第45章 ❤︎ もしも岩ちゃんがスイミングインストラクターだったら…
お互い疲れてたはずなのに気付けば三回もしてしまった…。
三回分しっかりナカに出されちゃった訳で、後から溢れてくる白濁液に二人で慌てて処理したりさっきまでの熱はすっかり冷めてやっと平熱をとり戻す。
シャワーを終えた頃には3時を過ぎていた。柔らかいタオルケットにくるまれて一君に後ろから抱かれながら甘い時間を過ごす。
「…明日起きれる自信ない」
「じゃあ明日は二人で朝寝坊するか?」
「いいの?せっかくなのに」
「俺が無理させたからな」
「でもそれは私も変に煽っちゃったし」
「なら明日は朝ゆっくりしよう。出かけるのはそれからでいいだろ?」
「一君がそう言うなら喜んで…」
二人でいられるならどこだっていい。腕の中で甘えるようにもたれ掛かればそのまま頬にキスが触れる。これ以上ない幸せだ。
「寝る前にもう一ついいか?」
「うん」
「いちかがこっちに帰ってくるんだったら先にしときたいことがあんだけど」
「え、なに?」
「…籍、いれねぇか?」
「え…」
「式とかは急がないけど…、でも早く一緒になりたい」
「ほんとに?」
「言ってなかったけど今回こっちに来たのは正式にプロポーズするためで…。ベタだけど指輪も用意してる」
一君の手には白い箱に白いリボンで飾られた小さな箱。
「ほんとに…、ほんと?だってこんな…、全然知らなかった」
「ずっと内緒にしてたからな」
だってさ、その小さな箱にはさ、たくさんの幸せが詰まってるんだよね…。